近年スマートグラスがポストスマホの本命として注目されている。一方で人工知能(AI)は革新的な進歩を遂げている。スマートグラスでAIを利用すれば人間の実世界での活動能力を大幅に向上でき、大きな生活革新が実現できる。一方で、かつてGoogle Glassで問題となったように、スマートグラスのプライバシ問題は深刻であり、これにさらにAIを組み合わせると問題はより深刻になる。本研究課題ではスマートグラスのもたらすさまざまなポテンシャルを見据え、プライバシを考慮したシステム・インタラクションデザインを設計する。具体的には、スマートグラスAIアプリケーションにおいて、カメラ、マイク、センサなどから周辺状況を把握し、AIメタエンジンでELSIを考慮してAIおよびプライバシ機構を制御する。AIエンジンは状況に応じて能力を変えたり、プライバシ機構の部分適用を行ったりする。さらに、その機構が正しく動作していることを保証する機構についても考える。結果として、スマートグラスAIの利用性を切り開き、プライバシウェアラブルAIという新たな領域を切り拓く。
期間
2022年度〜2026年度
メンバー
神戸大学大学院
塚本昌彦・工・電気(研究統括とメタAI)
小澤誠一・工・電気(制御可能AIシステム)
寺田努・工・電気(状況認識機構)
森井昌克・工・電気(プライバシ機構)
塚原東吾・国際文化(科学技術社会論)
喜多伸一・文(心理学)
新川拓哉・文(哲学・倫理学)
YouTubeチャンネル
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シンポジウム開催案内(2024.10.17)