第212回HCI研究会

塚本寺田研究室のブログをご覧の皆さまこんにちは、D3の金です。

2025年3月5日~3月7日に、東京都の芝浦工業大学にて開催された第212回HCI研究会に寺田先生、大西先生、Dの鷲野さんと私、当時M2の宮嶋君、京極君、引原君、水谷君、Salman君、望月さんの10名で参加してきました。

1日目には、望月さんが箸型センシングデバイスについて、宮嶋君が自己顔映像による引き込みについて発表しました。

2日目では、京極君が瞳孔散大を利用した認知能力向上手法、私が組手における予備動作検出手法、水谷君が野球のストライク判定支援手法について発表し、鷲野さんが咽喉マイクを用いた唾液分泌量推定手法と、唾液分泌量増加効果を持続させるウェアラブルデバイスについて2テーマ連続で発表しました。

京極君から2回目の鷲野さんまで、5発表連続で塚本寺田研究室のメンバーの発表でした。

昼休憩を挟んで、引原君がカンニングブレスの重複を防ぐシステムについて発表をしました。 発表の際に活発に行われた質疑や、他の発表聴講を通して、様々な知見を得ることができ、ドクタ組はこれからの研究を推し進める一つの活力となりました。また、今回の研究会を最後に卒業していった学生たちも、これまでの研究室生活を大きな成果とともに締めくくることができた、いい機会となりました。

大所帯で参加したため、他大学の方々と交流するというよりは自分たちで過ごす時間が多くなってしまいましたが、先生方とインド料理を嗜んだり、学生たちでより親交を深めたりと、とても楽しく有意義な学会でした!

これから私は、無事に博士課程を修了できるよう、引き続き研究活動に励んでいきます!

発表一覧

箸型センシングデバイスを用いた箸の使い方評価
望月 万里衣(神戸大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)

自己顔映像・単一他者顔映像・複数他者顔映像をトリガとした引き込みの比較調査
宮嶋 佑輔(神戸大学),大西 鮎美(神戸大学),寺田 努(神戸大学), 加藤 浩(放送大学),葛岡 英明(東京大学),久保田 善彦(玉川大学), 鈴木 栄幸(茨城大学),塚本 昌彦(神戸大学)

視界の透過と遮蔽の段階的な切り替えによる瞳孔散大を利用した認知能力向上手法
京極 太一(神戸大学),土田 修平(お茶の水女子大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)

空手の組手試合における予備動作検出方法
金 宏潤(神戸大学),土田 修平(お茶の水女子大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)

ARを用いた野球のストライク判定支援手法
水谷 元紀(神戸大学),土田 修平(お茶の水女子大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)

咽喉マイクから取得した音を用いた嚥下認識に基づく唾液分泌量推定手法
鷲野 海(神戸大学),大西 鮎美(神戸大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)

咀嚼時の再条件づけによって音提示がもつ唾液分泌量を増加させる効果を持続させるウェアラブルデバイス
鷲野 海(神戸大学),大西 鮎美(神戸大学),寺田 努(神戸大学),塚本 昌彦(神戸大学)