B4の双見です。
12月15、16日に開催されたUWW2012(Ubiquitous Wearable Workshop)の報告をします。
UWWとは、塚本研究室主催の学会です。
その中で塚本研究室の学生や教員はもちろんのこと、他大学や企業のユビキタスやウェアラブルに関する幅広い分野の方々が発表しあい、そして交流しました。
また、学会を中心になって運営する側の苦労も知りました。
まず初日、発表から始まります。
自分の研究する分野での発表や交流だけではなく他分野の人間に発表をしたり聞いたりするということは貴重な体験でした。
また、同研究室の教員や先輩方含めて全員の発表が聞けるという機会はこの場以外では今後ないと思います。
発表に関しては自分の発表を上手く説明できたり、できなかったり、聞いている内容が理解できたり、できなかったり、学ぶことが多く来年からはUWW用に発表を考えていく必要があると感じました。
そして夕方からは他大学や企業の方々との交流もかねて立食パーティーです。
初対面の方々への自己紹介時には小粋で場に即したジョークや漫談の一つでもあれば有利にその後を進めていけることを実感しました。
デザートだけ食べ放題ではなかったこと、そしてデザートが尋常ではない速さで無くなったことが印象に残っています。
夜からはナイトセッションです。
ナイトセッションでは教員や企業のいわゆる大人の方々が今年のユビキタス、ウェアラブル事情の報告、javascriptの勉強会を持ち込んでくださいました。
javascript勉強会に関しては面白いグラフィックを作るコンペ形式となっていて、さすが年長者の方々は短時間で理解して面白い作品を作っておられました。
パソコンできるっていいな、と皆思ったはずです。
それが終わればミッドナイトセッションです。
僕たちが今まで培ってきたユビキタスやウェアラブルの知識を総動員し研究生活の全てをかけて、斬新なシステムをチームごとに考えて発表しあいました。
研究者としては常日頃から、いかに最先端技術を実世界に応用し活用していくかを考えておかなければならない。
そんな当たり前のことを再確認させられました。
新たな一面を開花させた学生、とばっちりを受けた学生、ただただヒドイ発表、そして湧き上がる歓声!!
詳しくは説明しませんがミッドナイトセッションっっっっ炸裂しました!!!!!
夜通し楽しい時間ではありましたが先輩方っ、次からは最低3時間は寝さしてくださいっ!!
そして翌朝、再び発表が始まります。
特筆すべきはセッション名”怒涛”、教員や企業の方々の発表です。
研究室内の話でいうと、今年神戸大学から出られた方々が久々に戻ってきて発表するという楽しみなセッションでもありました。
いざ”怒涛”が始まるとさすが年長者の方々、心構えが違う。
聴衆、学生へメッセージを持った発表、そして研究者としての堂々とした様、などなど何かしら記憶に残るものがあったはずです。
“読みあげる” とは明らかに違う “発表する” 能力、見せていただきました!!
先生方はこんなふうに学内や学外で忙しく活動することで、学生が自由に、そして好きに研究できる環境を作っていくれているということを再確認しました。
そして私事ですが、この全体の発表の最中にコツコツと質問をし続けていまして、最後に今回のMVP、最も質問をした人に贈られる賞をいただきました。
率直な感想としては気恥ずかしく身に余るような思いでした。
質問や疑問なんて皆きっと思いついているのでしょうけれど、こんな程度で聞いていいのかな? とか、この質問って間違っているんじゃないのかしら? とか思ってしまって挙手に踏みきれないのだろうと思います。
僕はB4ということもあり、このくらいしかわかりませんけど!! というスタンスで質問できましたが、鋭い核心を突くような質問は無理としても、結果的に発表者が話したかったけど時間内に収まらなかったことを話す時間を作れたりはしたのではないかと思っております。
僕がただ単に図太い人間であったことを自ら証明した訳ではなく、ちゃんと発表に貢献する気持ちがあったことを伝えておきます。
質問を通して思ったことは、ひとつ聞くとその答えだけではなく、関連したものや他の視点からの考え方を提示してくれる方はすごいと思いました。
そんないろいろあったUWW2012、運営してくださった皆様、遠くからお越しいただいた方々、参加者全員お疲れ様でした!!!