DICOMO2015@岩手県安比高原

M1の倉橋です。

7月8日(水)~10日(金)の期間に開催されたDICOMO2015に参加してきました。
DICOMOとは、情報処理学会の中の10の研究会の主催で、様々な研究分野の発表や議論が活発に行われる学会です。
(DICOMO公式Webページ:http://dicomo.org)

今回は私達の研究室から多数のメンバーが参加しました。
メンバーは塚本先生、寺田先生、D2渡邉さん、D1出田さん、M2安福さん、M1の石田さん、笠波くん、河田くん、杉谷くん、椿くん、廣本くん、古田くん、山田くん、倉橋の14名でした。1つの団体からの参加人数では今回最多ではないかと思います。なお、今回発表は学生12名が行いました。
会場は岩手県の安比高原にあるホテル安比グランドで、冬はスキー場として利用されている広大なゲレンデが広がる施設です。神戸はいよいよ夏だという気候でしたが、涼しくて岩手県は過ごしやすかったです。

施設に到着
施設に到着

到着後まもなく開会式があり、それが終わるとすぐにはじめのセッションがはじまりました。
先輩方は2回目のDICOMOという方も多く、気持ちに余裕をもった発表をされていました。
M1は皆、学会での口頭発表は初めてでかなり緊張していましたが、発表が始まると堂々とプレゼン出来ていたように思います。
塚本・寺田研究室ではB4の頃から発表の機会に恵まれているため、その成果が出たのだろうと思います。
直前の先生方との発表練習のアドバイスを上手く反映させられて、スライドもグレードアップしていました!

DICOMO初日の1発目の発表をされた出田さん
DICOMO初日の1発目に発表をされた出田さん
発表中に実演を取り入れ、わかりやすい発表をされた渡邉さん
発表中に実演を取り入れ、わかりやすい発表をされた渡邉さん
安福さんの落ち着いた堂々たる発表
安福さんの落ち着いた堂々たる発表
聴衆への目配りを忘れない杉谷くんの発表
聴衆への目配りを忘れない杉谷くんの発表
特に落ち着いて質疑に応答できていた廣本くん
特に落ち着いて質疑に応答できていた廣本くん
どこか貫禄のある古田くんの発表
どこか貫禄のある古田くんの発表
こちらも貫禄のある笠波くんの発表
こちらも貫禄のある笠波くんの発表
身振り手振りを取り入れて質疑に答えるのが印象的な山田くんの発表
身振り手振りを取り入れて質疑に答えるのが印象的な山田くんの発表
安定した発表の石田さん
安定した発表の石田さん
マイクを使わず肉声で発表に臨んだ河田くん
マイクを使わず肉声で発表に臨んだ河田くん
若々しい元気な発表が持ち味の椿くん
若々しい元気な発表が持ち味の椿くん
わたくし、倉橋の発表 注目してもらえる工夫をしたので多くの人が前を向いてくださいました!
注目してもらえるような工夫の甲斐あり、
多くの人が前を向いてくださいました!

セッションが終わると夕食の時間です。岩手県に来たので期待が高まります。
1日目の夕食は地元の料理を含む美味しいコース料理でした。
2日目は広い高原をフル活用したBBQをDICOMO参加者全体でしました。
頑張って発表を聴いた後の食事は格別です!

1日目の食事風景 盛岡冷麺が出食されました!
1日目の食事風景
盛岡冷麺が出食されました!
2日目のBBQの様子
2日目のBBQの様子

学会のスケジュールに一時の息抜きとして設けられるアウトドアセッションが今年もありました。
プールで汗を流すプランなどありましたが、私達はゴンドラに乗って”前森山”の山頂へ。
セッション中はじっと話を聞いているため、こうして外へ出て歩くのはとても気持ちが良かったです。

思いのほか高いところまで登るゴンドラに驚く山田くん
思いのほか高いところまで登るゴンドラに驚く山田くん
登り終えると大きなクマさんがお出迎え
登り終えると大きなクマさんがお出迎え
山頂にて、みんなでお弁当
山頂にて、みんなでお弁当
山頂でリフレッシュ
山頂でリフレッシュ

DICOMOの名物と言われるナイトテクニカルセッションに今年も塚本・寺田研究室として参加しました。
今年は大人数だったのでアイデアをまとめるのが大変でしたが、発表内容がなんとかお見せできる形になりました。
発表内容はハンダ付けをハンダごて以外の様々な道具で実践し、評価するというもの。
12人を代表して椿くんが発表を買って出て、元気な発表で会場を盛り上げてくれました。
椿くんが1日目の発表後にもナイトセッションの発表練習をした甲斐あって、見事今年は3位に入賞しました!
ルミナリエを始めとしたイベントや研究のプロトタイピングで培った、ハンダ付けへの愛情が皆さんに届いたのだと思います。

ナイトテクニカルセッション直前の様子 研究発表の前よりも緊張している様子の椿くん
ナイトテクニカルセッション直前の様子
研究発表の前よりも緊張している椿くん
発表風景。合言葉は 「No HANDA, No Life」
発表風景。合言葉は
「No HANDA, No Life」
他の団体の方の発表も面白くて楽しかったです! テクニカルナイトセッションを満喫した石田さん
他の団体の方の発表も面白くて楽しかったです!
ナイトテクニカルセッションを満喫した石田さん
ナイトセッション3位受賞!
ナイトセッション3位受賞!

最終日の閉会式中に表彰式がありました。
M1の倉橋が最優秀プレゼンテーション賞を、
D2の渡邉さんと、M1の椿くんが優秀プレゼンテーション賞を、
そしてD1の出田さん、M2の安福さん、M1の廣本くんがヤングリサーチャ賞を受賞しました。
さらに、塚本先生がDICOMOシンポジウム活動功労賞を受賞されました。
これまで地道にやってきたことが、このような形で評価されたのは非常に嬉しいです。

最優秀プレゼンテーション賞をM1倉橋が受賞
最優秀プレゼンテーション賞をM1倉橋が受賞
優秀プレゼンテーション賞を渡邉さんと椿くんが受賞
優秀プレゼンテーション賞を渡邉さんと椿くんが受賞
ヤングリサーチャ賞をD1出田さん、M2安福さん、M1廣本くんが受賞
ヤングリサーチャ賞をD1出田さん、M2安福さん、M1廣本くんが受賞
塚本先生が活動功労賞を受賞
塚本先生が活動功労賞を受賞

以上、DICOMO2015の報告でした!
初めての外部での口頭発表で、発表中も手が震える程緊張しましたが、
成果と今後に活かせる反省を持ち帰ることができ、有意義な学会でした。
他の大学の方々とお話できたり、色々な発表が聞けたりするのは楽しく、これぞ学会の醍醐味だと思いました。
発表準備は大変ですが、得られることや楽しいことがたくさんあるので、頑張って研究を進めてまた学会に行きたいです!

お疲れ様でした!!
お疲れ様でした!!

———————
表彰
http://dicomo.org/2015/07/14/commendation-release/
(8/24に論文賞が発表されたので追記しました。)

*最優秀プレゼンテーション賞 / Best Presentation Awards
「トイレットペーパの回転に基づくトイレ使用者識別手法」
倉橋真也(神戸大)

*優秀プレゼンテーション賞 / Presentation Awards
「アクティブ音響センシングを用いたジェスチャ認識手法」
渡邉拓貴(神戸大)
「人の身体部位の周径変化に基づく行動認識手法」
椿健太郎(神戸大)

*ヤングリサーチャ賞 / Young Researcher Awards
「携帯電話の取出し動作に基づく画面ロック解除手法」
出田 怜(神戸大)
「鼻部皮膚温度計測によるストレス評価システム」
安福寛貴(神戸大)
「装着型ディスプレイへの視覚効果提示による歩行誘導手法の提案」
廣本皓大(神戸大)

*活動功労賞/DICOMO Symposium Achievement Awards
塚本昌彦(神戸大)

*最優秀論文賞/ Best Paper Awards
「人の身体部位の周径変化に基づく行動認識手法」
椿 健太郎 (神戸大学大学院工学研究科), 寺田 努 (神戸大学大学院工学研究科/科学技術振興機構さきがけ), 塚本 昌彦 (神戸大学大学院工学研究科)
———————

———————
発表一覧
出田 怜,村尾和哉,寺田 努,磯 俊樹,稲村 浩,塚本昌彦,“携帯電話の取出し動作に基づく画面ロック解除手法,” pp. 124–131
安福寛貴,寺田 努,塚本昌彦,“鼻部皮膚温度計測によるストレス評価システム,” pp. 374–380
杉谷拓哉,寺田 努,塚本昌彦,“腕時計型デバイスを用いた指さし先共有システムの設計と実装,” pp. 392–399
河田大史,寺田 努,塚本昌彦,“振動のアクティブセンシングによるウェアラブル把持物体認識システム,” pp. 400–406
椿健太郎,寺田 努,塚本昌彦,“人の身体部位の周径変化に基づく行動認識手法,” pp. 684–690
山田浩史,村尾和哉,寺田 努,塚本昌彦,“SwiftTouch: 手首装着型センサを用いた競技かるたにおける札取得者判定システム,” pp. 821–830
渡邉拓貴,寺田 努,塚本昌彦,“アクティブ音響センシングを用いたジェスチャ認識手法,” pp. 1061–1068
石田 茜,村尾和哉,寺田 努,塚本昌彦,“冷蔵庫のドア開閉動作に基づく利用者識別手法,” pp. 1208–1216
倉橋真也,村尾和哉,寺田 努,塚本昌彦,“トイレットペーパの回転に基づくトイレ使用者識別手法,” pp. 1217–1225
佐野渉二,寺田 努,塚本昌彦,“ユビキタスコンピューティング環境におけるルールプログラミングの実現に向けて,” pp. 1444–1449
古田達彦,寺田 努,塚本昌彦,“条件付き箱詰めアルゴリズムを用いた引き出し内の片付け支援システム,” pp. 1458–1465
笠波昌昭,寺田 努,塚本昌彦,“視線情報を用いたユーザの意図推定に基づくコンピュータ操作支援システムの設計と実装,” pp. 1466–1475
廣本皓大,寺田 努,塚本昌彦,“装着型ディスプレイへの視覚効果提示による歩行誘導手法の提案,” pp. 1664–1670
———————