先日、髪型を変えたところ、大学の教務の方に好評だと秘書さんから聞き大変嬉しく思っているD1の上田です。
さて、そんな私が6月25日に開催されたCHI勉強会2017に参加しました。
CHI勉強会
CHI勉強会とは、Human-Computer Interaction(HCI)研究の最重要国際会議(トップカンファレンス)であるCHI conferenceの会議内容を把握するための勉強会です。
今年はCHI2017で600件の論文が発表され、CHI勉強会では参加者同士で協力しその全論文を1論文30秒で紹介していきます。
昨年から東京、北海道、関西の3会場で連携してCHI勉強会が行われています。
今年の関西会場は立命館大学 大阪いばらきキャンパスでした。
初めて行きましたが、すごくきれいなキャンパスでキャンパス内にスタバなどの飲食店もあり、すごくうらやましかったです。
そして、なによりキャンパスに行くまでに坂道がないんです!
神戸大学と大違いです!
CHI勉強会は600件の論文を紹介するので、朝の10:00から始まりました。
まずは北海道会場からの発表です。
北海道会場の発表では、昨年卒業された渡邉さんが発表されていました。
渡邉さんが発表されたセッションは “Models of Use and Gesture” というセッションで、アップデートへの対応の調査やジェスチャの候補を提示するシステムなどの主にスマホなどのモバイルデバイスの使用に関するセッションを発表されていました。
北海道会場の発表が終わるとお昼休憩です。
お昼はキャンパス内のレストランで立命館大の村尾先生とご一緒しました。
サラダバーもあり、ハンバーグもおいしく、午後への活力を手に入れました。
お昼からは東京会場、関西会場そしてふたたび東京会場からの発表と続きます。
僕は発表したセッションは “It Could Be This Way” というセッションで、Way(方法,道)がキーワードとなっており、HCI研究の評価方法の分析や理論が引用されてきた軌跡の分析などの論文を発表しました。
普段書いたり読んだりしている論文と形態や扱っている内容が異なるので、内容を把握するのに苦労しましたが、研究をする上で気にかけなければいけないポイントなどを論文中に明記していたりと読んでいて参考になる点もいくつかありました.
最後の東京会場からの発表では、昨年卒業された土田さんも発表されていました。
土田さんが発表されたセッションは “Markets in the Global South” というセッションで、インドとバングラディッシュのICT市場のフィールドワークやインドの個人識別プロジェクトについてのフィールドワークなどの南アジア地域でのフィールドワークに関するセッションを発表されていました。
この最後の東京会場からの発表で終わり!
と思いきや、実は当日まだ読まれていないセッションが4つほどあり、有志によりその日に読んで発表されました。
今まさに論文を読んで作成したスライドでの発表とは思えないおもしろくわかりやすい発表でした。
僕は昨年から参加していますが、600件もの論文が30秒で紹介されていく勢いがすごく、研究の概要も把握しやすく、研究のアイデアや関連研究などを探すいい機会だと思います。
今年は研究室から僕しか発表しなかったのが残念でした。
今年から複数人で1セッションを担当してもOKなので、来年のCHI勉強会には後輩たちにも論文を読んで発表するいい機会なので参加してもらいたいなと思います。