M2の倉橋です。
2016/11/28〜201612/1の期間、国際会議Mobiquitous2016で発表してきました。
場所は広島県の広島国際会議場という平和記念公園の中にある建物です。
ちなみに省略なしの会議名は「13th Annual International Conference on Mobile and Ubiquitous Systems: Computing, Networking and Services」というもので、名前の通りユビキタスやモバイルに関する発表が盛んに行なわれていました。
発表した研究室のメンバーはD3の菅家さん、渡邊さん、そして私の3人で、今回は全員ポスター・デモ発表による参加です。
実は行きの新幹線にポスターを忘れるというトラブルがあったのですが、無事回収でき一安心。危うくポスターが九州まで旅をするところでした。
ポスター発表は本会議の1日目、最後のプログラムのレセプションパーティと並列開催されました。
初の国際会議での発表でかなり緊張していたのですが、
発表を見に立ち寄ってくださる方は食事をしながら、ということもありフランク接してくださったので発表しやすかったです。
私の研究はタイトルもビジュアルもパッと見た感じでインパクトがあるので序盤から立ち寄ってくださる方が多かったです。
英語での発表は不慣れな部分もありましたが、ハートで伝える精神は忘れず発表出来たと思います。
タイトルにToilet “paper”という文言が含まれているためか、「Today’s best “paper”, haha!!」というジョークをいただきました。ありがとうございます。
渡邊さんはこれまでの経験を活かし、大きなディスプレイを置くことで目を引くような展示をされていました。
このディスプレイは研究室から持参で、持ってくる途中とても重かったそうですが、その苦労の甲斐ありたくさんの方が集まる人気発表でした。
菅家さんはドラムスティックとパッドを使って実際にシステムを体験できるデモをされていました。
さすが海外経験が豊富の菅家さん、英語での発表も堪能でした。
発表中撮影する余裕がなく発表風景は撮影できませんでした。ごめんなさい……。
バンケットでは広島で馴染み深い神楽という伝統芸能が披露されました。
私たち日本人が見てもダイナミックで面白い演劇で、特に海外からの参加者の皆さんは大興奮でした。
このバンケットで他の大学の学生と話す機会があったのですが、今回の発表以前から私の研究を知ってくれていたようで、ちょっと嬉しかったです。
同時に私も様々な研究に広くアンテナを張るよう心がけたいと思いました。
1日のプログラムが終わるとだいたい夜になっているのですが、ホテルへの帰路の大通りがキラキラ光っていました。
ちょうどひろしまドリミネーションというライトアップ事業が実施されているらしく、長距離に渡って歩道が様々なテーマのイルミネーションで飾られていました。
私たちは毎年研究室で神戸ルミナリエ継続開催のための募金箱制作をしているので、何かいいところは吸収したいなと思いながら眺めていました。
モノをLEDの光で飾り付けると言うよりは帯状に並んだLEDで形を作っているようなものが多く、私たちが普段あまり使わない手法なので今後の参考にしたいと思います。
登壇発表は研究内容をストーリー立てて深く話すことができる良さがありますが、ポスタ発表はインタラクティブに意見やコメントをいただけるのが良いですね。
たくさんの発表を聞けて、発表も楽しみながら頑張れたのでとても充実した4日間でした。
-発表一覧-
- A System for Identifying Toilet User by Characteristics of Paper Roll Rotation
Masaya Kurahashi (Kobe University, Japan), Kazuya Murao (Ritsumeikan University, Japan), Tsutomu Terada (Kobe University, Japan), Masahiko Tsukamoto (Kobe University, Japan - STICK TRACK: a Musical Score Generation System for Drums Considering Hitting Hand
Hiroyuki Kanke (Kobe University, Japan), Tsutomu Terada (Kobe University/ PRESTO, JST, Japan), Masahiko Tsukamoto (Kobe University, Japan) - Gesture Recognition Method Based on Ultrasound Propagation in Body
Hiroki Watanabe (Kobe University, Japan), Tsutomu Terada (Kobe University, Japan), Masahiko Tsukamoto (Kobe University, Japan)