塚本・寺田研究室ブログをご覧の皆様
最近、「波縫い」じゃなくて「並縫い」と知った
ドクター1年生のいずたりょうです。
11月12、13日と東京大学で開催された
バイオメトリクスと認識・認証シンポジウムSBRA2015に参加してきました。
この研究会は、指紋、静脈、顔認証に代表されるバイオメトリクス認証に
関する研究を扱う研究会で、私たちが主として扱っている研究分野ではありませんが、
SBRAの委員会の方々が、dicomo2015@岩手で発表した私たちの研究内容に興味を持たれたようで
お声をかけていただき、招待発表という形で参加させていただきました。
異分野の研究会ということもあって、会議の雰囲気も会場に到着してからのお楽しみといった感じで
ドキドキしながら会場に向かいました。
会場の東京大学は、
登録有形文化財にも指定されているゴシック様式の校舎が立ち並ぶ
歴史を感じるとても趣のあるキャンパスでした!
![東京大学安田講堂](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1190-300x300.jpg)
自転車で颯爽と駆け抜ける(おそらく)東大生、
秋空を背景に安田講堂の絵を描くおじいちゃん、
赤門前で記念撮影する高校生。
![おしゃれな並木道](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1188-225x300.jpg)
自分が高校生くらいの時に思い描いていた大学の風景がそこに広がっていて
しかも、自分が東京大学に来る予定ができるとも思っていなかったので、
不思議な気持ちで、キャンパス内をふらふらしていました。
会場到着。
まず、衝撃だったのがみなさんちゃんとスーツでバシッとキメていて、
私の参加したことのある研究会は私服率の方が高いので
「研究会によってはこういう感じなのかー」と少し勉強になりました。
もちろん、私もバッチリお洒落していったので、無問題でしたが!
(さすがに真っ赤なローファーはまずかったかも。。)
![雰囲気がいつもと違う。。](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1206-225x300.jpg)
私の発表は1日目午前のポスター発表で、
異分野からの参加ということで、多くの人に興味を持っていただきました。
日常の自然な動作で個人を識別する手法について、ポスター発表を行ったのですが、
研究のモチーベーションと着眼点については非常に高く評価していただきました。
ただ、やっぱりセキュリティ認証の研究会ということもあって、識別性能の低さはかなり指摘されました。
この研究会では、
・認証性能
・認証の容易さ
・認証スピード
の3点が揃っている研究でなければ、なかなか評価されない世界なのかもしれないと
個人的に感じました。
![発表終了ー。](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1186-225x300.jpg)
発表後は、大手企業の技術講演や
塚本・寺田研究室でも利用しているランダムフォレストのチュートリアル
など聴講することができて、非常に勉強になりました。
異分野の研究会でしたが、新たな気づきもたくさんあり、非常に勉強になる研究会でした。
今回は、招待発表という形で参加させていただきましたが
次はしっかり研究をすすめてセキュリティ認証の分野でも通用する研究発表をしたいと思います。
![お世話になりました!](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1220-300x225.jpg)
以上、いずたのSBRA2015研究会参加報告でした(^^)
<ポスター発表>
「ユーザの行動的特徴を用いた使用者判別システムの構築」
出田 怜、倉橋真也、石田 茜、村尾和哉、寺田 努、磯 俊樹、稲村 浩、塚本昌彦
#Break Time
〜東京大学制作展「わたしエクステンション」にも行ってきました。〜
研究会のお昼休みに東京大学工学部で開催されていた
「東京大学制作展わたしエクステンション」にも行ってきました。
東京大学大学院情報学環・学際情報学府の修士学生が中心となり企画運営をするメディアアートの展覧会で、過去の展示会には筑波大学助教の落合陽一先生も参加されています。
![わたしエクステンション](https://tt-lab.jp/wp-content/uploads//2015/11/IMG_1208-300x300.jpg)
研究として扱っているプロダクトもあれば、
学生が自由な発想で制作したものもあり、
学生が楽しそうに展示会をしているのがとても印象的でした。
塚本・寺田研究室でも4月に配属された学部4年生が2ヶ月の研究成果を発表する
「B4コンテスト」を行っていますが、すごく似ていると思うので、
B4コンテストの糧になるよう、展示されていた作品などを研究室の学生にシェアしたいと思います。