インタラクション2024

研究室ブログをご覧の皆さん、M2の大沢です。

2024年3月6日∼8日に、東京都学術総合センター内 一橋記念講堂で開催されましたインタラクション2024に参加してきました。
インタラクションは毎年参加人数が増加しており、例年にも増して盛り上がりをみせたインタラクション2024をレポートします。
塚本寺田研究室からはDrの鷲野さん、M2の小田君と私、M1の京極君と岸本君の5名で参加しました。
鷲野さん、小田君、岸本君がデモ発表を、京極君と私がポスター発表を行いました。

5名とも発表が3日目だったため、1日目と2日目は他の発表者のデモの体験などを行いました。
インタラクションを通して様々な研究のアイデアに触れることができ新鮮でした。

そしてついに迎えた3日目に私たち5人はデモ・ポスター発表を行いました。

小田君は「身体動作を利用したインタラクティブゲームを用いたバランス機能の推定手法の提案」という題目でデモ発表を行いました。
小田君のテトリス風ゲームは大好評で常に誰かがデモを行っているという状況だったそうです。

岸本君は「遠隔会議の自己表示映像に対する身体所有感や操作主体感を変更するコミュニケーション支援システム」という題目でデモ発表を行いました。
常にデモ体験者からの質問が絶えず、議論が活発に行われていました。

鷲野さんは「鼻先へのにおい噴射機能をもつメガネ型唾液分泌促進システムの提案」という題目でデモ発表を行いました。
鷲野さんはこの発表のためにデバイスの展示台を作成されており、とても研究が伝わりやすいデモ発表になっていました。

京極君は「認知能力を向上させるシステム構築のための視界遮蔽による瞳孔散大と流動性知能の関係調査」という題目でポスター発表を行いました。
京極君はポスター発表にもかかわらず、簡易的なデバイスを用意しており、デモも体験できるため大好評でした。

私は「オンライン講義における聴講者の視線解析を用いた閲覧画面推定に基づく傾聴度推定手法」という題目でポスター発表を行いました。様々な方々から意見を頂くことで自分の研究がさらに良くなると感じました。
この経験から研究室で行われるデモ発表などは積極的に参加することが大切だと感じました。

表彰式ではなんと京極君がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。
数多い参加者の中から賞に選ばれることは本当にすごいと先輩ながら思いました。

最後に、私はこの3月で研究室を卒業となりますが、3年間の研究活動で学んだことを活かして今後も頑張りたいと思います。

-発表一覧-(★:プレミアム発表)
・デモ発表
身体動作を利用したインタラクティブゲームを用いたバランス機能の推定手法の提案(★)
小田 征史朗(神戸大学)、土田 修平(お茶の水女子大学)、寺田 努(神戸大学)、塚本 昌彦(神戸大学)

遠隔会議の自己表示映像に対する身体所有感や操作主体感を変更するコミュニケーション支援システム(★)
岸本 諒大(神戸大学)、土田 修平(お茶の水女子大学)、寺田 努(神戸大学)、塚本 昌彦(神戸大学)

鼻先へのにおい噴射機能をもつメガネ型唾液分泌促進システムの提案
鷲野 海,大西 鮎美,寺田 努,塚本 昌彦(神戸大学)

認知能力を向上させるシステム構築のための視界遮蔽による瞳孔散大と流動性知能の関係調査(★)
京極 太一(神戸大学)、土田 修平(お茶の水女子大学)、寺田 努(神戸大学)、塚本 昌彦(神戸大学)

オンライン講義における聴講者の視線解析を用いた閲覧画面推定に基づく傾聴度推定手法
大沢 健太(神戸大学)、土田 修平(お茶の水女子大学)、寺田 努(神戸大学)、塚本 昌彦(神戸大学)