新B4向け研究室説明

明日は4年生の研究室見学です。元気な後輩が見学に来るのを楽しみにしています。

ここで少し塚本研究室について説明しておきます。

塚本研究室では、研究グループに分かれて研究を行っています。
グループ毎に先輩が後輩の指導をする、という仕組みになっています。
今年度、学生は以下の7つのチーム
・健康環境
・健康認識
・ウェアラブルシステム
・UI (ユーザインタフェース)
・ユビキタスシステム
・音楽
・エネルギー
に分かれて、研究活動を進める予定です。

メインテーマであるウェアラブル・ユビキタスコンピューティングを軸に様々な研究を行っています。
いくつか例を挙げると、
・体に加速度センサーを取り付け、体の動作でマウスの代わりになるインターフェースの開発
・HMD(ヘッドマウントディスプレイ、塚本先生がいつも付けているアレです)を利用して司会をスムーズに進行するための台本を表示するシステム
・大量のセンサを一度に制御するためのプログラミング方式についての研究
・エアギターのように、ドラムを叩く動作をするだけで音を出力する新しい楽器の開発
・キーボードをなぞるだけでメールを送信する、手のひらで複数のキーを同時に叩く動作を入力にする、といったような新しい入力方式の提案
・ジョギング中に横にステップするだけで早送りや一時停止などの音楽の制御を行うシステム(足に加速度センサを装着して動作の認識を行っています)
といった研究があります。

他にキーワードとしては、健康、エコ、ジェスチャー認識、パフォーマンス、情報提示、低消費電力、位置推定、電力制御、舞台照明、運指、味覚、嗅覚、疲労、楽譜、DJ、LED、着ぐるみ、車、ダンス・・・といったように様々な研究を行っています。

必ず来ないといけないコアタイムというものはありませんが、
基本的には平日は毎日学校に来て研究する、という形になっています。
これまでの学生生活とは全く違う、充実した研究生活になると思います。
修士課程になると国際会議で発表する学生も多いので、海外での発表を目指して頑張るのも一つの目標になると思います。

各学生が個別の研究テーマを持つので、テーマについて悩みながらも自主的に研究を進めていきます。コンピュータについてほとんど理解していなかった学生が4年生の終わりには学会へ論文を投稿する、というのも珍しくありません。

研究室見学に来た人はわかると思いますが、研究室の雰囲気はいいと思います。先生と学生との仲もすごい良いですし。

やる気のある4年生を待っています。

博士3年 藤本でした!