1年間の海外インターンシップ

こんにちは。
2010年4月より修士2年生として塚本研究室に在籍しています、澤と申します。
昨年は「Vulcanus in Europe」という1年間の海外インターンシッププログラムに参加し、ドイツで語学研修および企業研修を行いました。
今回は私が参加したプログラムについて少し紹介させていただきます。
まずはこのプログラムを主催しているサイトをご覧下さい。
「日欧産業協力センター」
http://www.eu-japan.gr.jp/japanese/student/japan/index.cfm
このホームページにプログラムの詳細が載っているので、
興味のある方は是非ご覧下さい。
簡単にこのプログラムの特徴を主観まじりで説明すると、
・日本の理工系学生を対象(学部3年生から博士後期課程までと対象も広い)
・単なる語学留学ではなく、外国で長期間働ける
・渡航費や、語学研修費など国からの支援が非常に手厚い
という感じになります。
学生のうちにヨーロッパに長期間住み、現地や世界中の人と一緒に仕事が経験できるのはとても貴重なことだと思います。
そして、毎年25名程同期もいるので、とても心強いです。

さて、ここから実際に私が経験したことを早足で紹介したいと思います。

まずは語学研修から。
私はドイツの首都ベルリンでドイツ語を15週間学びました。ほぼゼロからの学習。。ホストファミリーと一緒に暮らしたので、地元の昔話を聞いたり、他の留学生とも遊んだり、食事にはなかなか慣れませんでしたが、生活には困りませんでした。
全く新しい環境で未知の言語を学ぶのはストレスではありましたが、毎日のように新しい出会いや出来事があるのはとても刺激的で、楽しかったです。

Berlin

ここから企業研修です。
私はドイツのリューネブルクという小さな町で、8ヶ月間企業研修を行いました。
研修内容は「無線モジュールの研究開発」。
メインプロジェクトは無線モジュールをアピールする試作機およびそのシステムの開発でした。社内ではドイツ語で会話することがほとんどで、最初は専門用語が全く分からず苦労しました。そこで、絵を描いて説明したり、事前に単語を調べるなど色々試行錯誤してコミュニケーションをとれるように頑張っていました。
私のいたチームはドイツ人、イラン人、チュニジア人と、様々な価値観、考え方をもった人と共に働き、みんなで協力してプロジェクトをやり終えた後の達成感は、なんともたまらないものでした。

Lueneburg

ここから余談になりますが、私はウッドベースという楽器でよくJazzを演奏します。
週末や休みにはJazz Barに行き、セッションに参加して現地のミュージシャンと交流し、German Jazzをドイツビールと一緒にたくさん吸収していました。
学生ビックバンドやプロの方とライブができたことも、素晴らしい思い出です。
自分の趣味を交流のきっかけにすると、話もつきませんし、楽しいですよ!

snow

今回の参加で、「海外で働くこと」ということを、研修生という身ではありましたが、経験できました。また、私は日系企業で働いていたので、「日本企業がどのように海外に事業展開をしているのか、していきたいのか」、という現在の状況も知ることができ、実りの多い研修になりました。
そして、このプログラム参加で得た経験を将来も役立てていきたいと思っています。
日本は世界に誇れる文化、技術をもっていますよ!
働き過ぎには気をつけて、いいもの世界に見せつけてやりましょう!

weg