塚本・寺田研究室主催「人間改造計画」シンポジウム ~Human AugmentationとInteractive技術との耽美なる融合~

ブログをご覧の皆さん
こんにちは

ドクターの上田です。

2019年も残すところあと数日ですね。
皆さんにとって、2019年はどんな年だったのでしょうか。
私たち塚本・寺田研究室にとって、2019年は設立15周年の記念すべき年です。

そこで、研究室設立15周年を迎えてこれまでの研究成果を振り返るべく、11月21日に塚本・寺田研究室主催「人間改造計画」シンポジウムを神戸ファッション美術館のオルビスホールで開催しました。

本シンポジウムはCREST「経験サプリメントによる行動変容と創造的協働」塚本グループの成果報告、および、CREST「提示系心理情報学に基づくインタラクション基盤確立」の成果報告を兼ねており、これまでの研究成果を踏まえて、人間を情報科学によってどのように改造していくかについて、多視点から論じていき、人類の将来の姿を明らかにしていくことを目的としたシンポジウムです。

このブログでは、シンポジウムの内容を簡単に紹介したいと思います。
まずは、シンポジウムのオープニングです。
オープニングでは、M2の近藤君と東南君が作ってくれたムービーと研究室卒業生の藤本さんが立ち上げたm plus plus社によるパフォーマンスがありました。

オープニングパフォーマンス
オープニングパフォーマンス

パフォーマンス後に塚本先生と寺田先生が舞台に登場してシンポジウムが始まりました。

シンポジウムでは、塚本先生と寺田先生の講演に加えて特別講演として稲見昌彦先生(東京大 教授)、間瀬健二先生(名古屋大 教授)、栗田雄一先生(広島大 教授)の3人の先生を招いて、講演をしていただきました。
講演では、各先生方のこれまでの研究成果から思い描かれているこれからの情報科学の姿を語っていただきました。

塚本先生講演「経験サプリメントによる人間改造」
塚本先生講演
「経験サプリメントによる人間改造」

稲見先生講演「ディジタルサイボーグ技術による人間改造計画」
稲見先生講演
「ディジタルサイボーグ技術による人間改造計画」

寺田先生講演「提示系心理情報学による人間改造計画」
寺田先生講演
「提示系心理情報学による人間改造計画」

間瀬先生講演「e-コーチングによる人間改造」
間瀬先生講演
「e-コーチングによる人間改造」
栗田先生講演「身体性改変とスマートコーチングによる人間改造計画」
栗田先生講演
「身体性改変とスマートコーチングによる人間改造計画」

講演の合間には、研究室にて博士号を取得した卒業生の方々のご紹介やウェアラブルファッションショーを行いました。

ドクターOB近況報告会
ドクターOB近況報告会

僕はファッションショーの監修を行いました。
このショーでは、これからのウェアラブルコンピューティング、特にヘッドマウントディスプレイ(HMD)の普及を見据えて、最新のHMDを装着する際のスタイリングを提案しました。
この場をお借りしてHMDを貸していだたいた皆様、モデルとしてショーに出演していただいた学生の皆様、解説していただいた塚本先生にお礼申し上げます。

ウェアラブルファッションショー
ウェアラブルファッションショー

シンポジウムの終盤には、塚本先生、寺田先生と講演していただいた3名の先生方のパネルディスカッションがありました。
先生方各々の意見がぶつかりあって、とても見ごたえのあるセッションでした。

パネルディスカッション「人間改造計画~ウェアラブルからサイボーグへ~」
パネルディスカッション
「人間改造計画~ウェアラブルからサイボーグへ~」

最後に塚本先生と寺田先生からの挨拶で本シンポジウムは閉幕となりました。

塚本先生挨拶
塚本先生挨拶

寺田先生挨拶
寺田先生挨拶

先生方の講演からパネルディスカッションを通して、先生方の頭の中の情報科学のこれまでとこれからの姿を聞くことができてとても興味深い講演でした。
塚本先生と寺田先生の講演からこれまでの塚本・寺田研究室の15年間の研究成果の一端に触れられ、各先生方が提示された今後の情報科学の進む方向を聞けて、私を含めた学生たちの刺激になったのではと思います。

本シンポジウムにご来場してくださった皆様,ご講演していただいた先生方にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
そして、本シンポジウムの準備から本番の運営までご協力いただいた研究室の皆様と先生方、先輩方にも御礼申し上げます。
多くの方の助力によって、無事にシンポジウムを終えることができました。
とても助かりました。ありがとうございます。
個人的には、ファッションショーでもっといろいろやりたいことがあったので今後やるときはそれを達成できるように頑張ります。

皆様ありがとうございました!
皆様ありがとうございました!